ぼくは来月30歳になるんですが、この歳になるとほとんどの人は新しいチャレンジをしなくなるんですよね。
チャレンジとは自分の枠からはみ出ること。変化することがチャレンジだ。
チャレンジにもいろんな種類がありますが、ぼくはチャレンジというのは「自分の枠からはみ出ること」だと捉えています。
何も会社を起業して社長になることだけがチャレンジじゃない。
「今までの自分を脱皮して、新しい自分に変化すること」。
それであれば全てチャレンジなんです。
みんなチャレンジしたいと思っている
ほとんどの人は現状の自分に満足感を得ている人はいないんです。
人間の細胞が絶えず入れ替わるように、人間の本能は「変化」を常に望んでいます。
しかし、歳を重ねると、結婚したから(家族という守るべきモノができた)とか、自分の社会的立場(世間体)を揺れ動かすかもしれないからという、よく分からない風潮に縛られて心のブレーキをほとんどの人がかけてしまっています。
が、本音ではみなさん「チャレンジしたい」、「新しい自分に生まれ変わりたい」と思ってるんですよ。
人が死ぬ前に後悔することベスト3
やぎろぐの八木さんがつい最近、看護師の方のお宅に泊めてもらったそうで、その際に人が死ぬ前に後悔することベスト3を伺っていたんです。これが興味深かった。
日常的に死に直面する機会のある看護師だからこそ知っていることですね。
人が死ぬ前に後悔することはランキング順に以下の3つだそうです。
参考記事:看護師の家にお泊まりして聞いた、人が死ぬ前に後悔する3つのこと - やぎろぐ
- もっと自分と向き合えばよかった
- 大切な人に大切だと伝えなかったこと
- 命はいつか突然終わるものだと分かっていなかったこと
ぼくはこれを見て、本当にそうだなとおもいました。
ぼく自身、来月にはクラウドファンディングで100万単位の資金を調達するという新しいチャレンジをします。
ビビってないって言ったら嘘になります。
しかし、ぼくが今病気になって死に直面した時、きっと上記の3項目で後悔するとおもうんです。
特に「自分と向き合えばよかった」は、チャレンジをしなかったからこそ起こる問題です。
自分と向き合わなかったツケは最後に「後悔」として精算されるんです。
それほど後味が悪いものはありません。
ですから、ぼくは自分のやりたい事を追求して後味の悪い後悔をしないように努めています。
オジを交通事故で突然亡くした経験
また、ランキング3位にあるように「命は突然終わる」って本当におもいます。
ぼくは数年前にオジを交通事故で亡くしました。
オジはぼくが小さい時からずっとぼくの才能を信じてくれていました。
いつも「オマエならできる」とぼくの背中を押してくれました。
ぼくが挫折しても「失敗はある、また挑戦すればいい」と励ましてくれました。
そんな応援者だったオジは何の前触れもなく、天国に行ってしまいました。
ぼくは自分が40歳になってもオジはまだまだ元気でぼくにポジティブな言葉をかけ続けてくれていると疑ってなかったので本当にショックな出来事でした。
そして、ぼくはこのオジの経験から「自分もいつ死んでもおかしくない」と自覚するようになったのです。
新しいチャレンジにビビらない心の作り方。常に死を身近で考えられること
はじめにも書いた通り、ほとんどの人は新しいチャレンジをしません。
ですが、本心では新しいチャレンジをして、今の自分をもっと変化させたいと思い続けています。
人間は、自分が実現不可能なことは頭で想像できない構造になってるので、頭でイメージできてるってことは大概は実現可能なのです。
しかし、それでもチャレンジをしないというのは単純にそれが面倒くさいと感じたり、心にブレーキをかけてしまっているだけなんですよね。
その心のブレーキを取り去るには、
- 自分は特別な人間ではない。命は突然いつ終わってもおかしくない
- 死ぬ間際になった時に「今まで自分と向き合って来なかったツケ」が後悔となって精算される
この2つを自覚することです。
スティーブ・ジョブズが毎日、「今日が人生最後の日だとしたら、自分はどう選択する?」と鏡に向かって問いかけ続けてきたことは有名すぎる話です。
そうやって常に「死」を身近に感じられることで、人は生命力がフツフツと湧き、心のバリアが解かれ、チャレンジをしつづけられるんです。
あなたがもし、今の自分から脱皮したいのであれば、いつ死んでもおかしくないことを自覚し、毎日それを自分に問うことです。
それだけで「こうしちゃいられない!」と何かにチャレンジしようという気持ちに自然になりますよ。
ぼくは人生を後悔したくありません。
ですから、これからもどんどん臆せずにチャレンジをし続けようと思います。
わっしょい!