読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日はどんな本音を語ろう

オピニオン記事やライフハックを中心に様々な記事かいてます。

Today’s Real intention

Opinion and Lifehack

【書評】為末大氏著『諦める力』。「勝つために諦めること」を知れる必読の一冊

ライフハック オススメ本

為末大さんはずっとツイッターでフォローして見続けるてんですが、もう放つ言葉に何度グサグサと刺されたか分かりません。

『諦める力』は為末さんの出版してきた本の中でも特に名著です。

 

手段を諦めることと目的を諦めることの違い

ぼくは18歳で花形種目の100メートルから400メートルハードルに転向したが、普通18歳といえば、夢に向かってがむしゃらにがんばっている時期だろう。

 

「諦めるのは早い」

一般的にも、まだまだそういわれる年齢だ。ぼくは諦めたことに対する罪悪感や後ろめたさを抱きながら競技を続けていた。

しかし、時間が経つにつれて、400メートルハードルを選んだことがだんだん腑に落ちるようになった。

 

「100メートルを諦めたのではなく、100メートルはぼくに合わなかったんだ」

いつの間にか無理なくそんなふうに考えられるようになっていた。

すると、自分の決断について、よりポジティブな意味を見出すことができるようになった。

 

「100メートルを諦めたのは、勝ちたかったからだ」

「勝つことに執着していたから、勝てないと思った100メートルを諦めた。」

「勝つことを諦めたくないから、勝てる見込みのない100メートルを諦めて、400メートルハードルという勝てるフィールドに変えた」

つまりは、自分の腹の奥底にある本心を言語化することができたのである。

 

「勝つことを諦めたくない」

 

 

いやー刺さりますね。多くの人は自分が選択したことだからと潰れるまでやり続ける傾向にあります。

しかし、本心ではもう勝つ見込みを感じてない。そんな場合は撤退することも一つの選択肢なんです。

 

多くの人は手段を諦めることが諦めだとおもっている。

だが目的さえ諦めなければ、手段は変えてもいいのではないだろうか。

 

 

余りにイイ本で読書メモをまとめました。

「手段は諦めていいけれども、目的は諦めてはいけない」

・世の中には自分の努力次第で手の届く範囲がある。その一方で、どんなに努力しても及ばない、手の届かない範囲がある。

努力することで進める方向というのは、自分の能力に見合った方向なのだ。

自分とは違う別人をモデルにして、「あの人のようになりたい」と夢想する人は多い。

その時に気をつけなければならないのは、その人と自分の出発点がそもそもまったく違うということだ。

・日本人は全力を尽くして全うするという考え方が強い。しかも、やめ方は万人に納得してもらえるような美しさがなければならないと思い込んでいる。

・「勝ちたいと」という目的がある人は、「自分の憧れが成功を阻害する」可能性をドライに認識すべきだろう。

・締め切りを破ってズルズル引き延ばすことにはある種の快楽がある。

決断を先延ばしにする心地よさは、誰もが経験したことがあるのではないか。

・僕が言いたいのは、あくまでも「手段は諦めていいけれども、目的は諦めてはいけない」ということである。言い換えれば、踏ん張ったら勝てる領域を見つけることである。

・「どうぜ私はだめだから」と勝負をする前から努力することまで放棄するのは、単なる「逃げ」である。

・「私にはこれしかない。今以上に努力を続けていれば、いつか成功できるはずだ」

努力すればどうにかなるという考え方だと、成果を出せないままズルズルと続けてしまいかねない。何かを達成したいという欲求があるのなら、自分が好きなだけでなく、自分に合った得意なものを選択するだろう。

・願望を希望と錯覚してズルズル続けている人は、やめ時を見失いがちだ。なぜなら、願望は確率をねじ曲げるからである。

・あるとき、転職した人に理由を聞いたら、こんな答えが返ってきた。

「飽きたから」

「それだけ?」

「はい。それだけ」

今まで転職した人に理由を聞いたなかで、最も清々しい言葉だった。

・ぼくが現役を引退したときの思いを率直に言えば、「気がすんだ」である。多くの人にいろいろ聞かれるので、それなりに格好がつく理由も語ってきた。だが、本質的に持っていた思いは「気がすんだ」という一言に尽きる。

・アメリカでは、引退が非常に軽い。ヨーロッパもアメリカと似たような状況だ。

オリンピックを目指して練習していたアスリートが練習中にアキレス腱を痛め、病院で見てもらったら手術をしなければならないと言われたので、ちょうどいいから引退する。そう言って翌週から来なくなることもあった。

金メダルを取ったアスリートが、テレビ局から依頼されてキャスターの仕事をやってみたところ、その仕事に魅せられてしまい、シーズンの途中だったにもかかわらず、それっきりグラウンドに来なくなったこともあった。

この本面白すぎです。これからも自分で自分に納得するために淡々とやっていこうと思わされました。

金メダリストがキャスターに魅せられて、シーズン途中にいなくなるとか何なんですか。笑 スッゴくいいじゃないですか。日本ももっとそうなればいいですね。

 

 諦めることが勝つための一種の戦略であることがスッと入ってきます。

辞める、諦めることがまだまだ重いと捉えられていますが、勝つ見込みがない場合に方向転換するのは、勝つためにも生き残るためにも必要ですね。

必読の一冊ですよ。

 

 わっしょい!