とうとうこの記事をかかないといけない時が来ました。
タイトルの通り、ぼくには借金があったのです。
どうしてぼくに借金があるのかまずは話させてください。
ぼくはずーっと営業の仕事を転々とやってきたんですね。
っで、ある大手の家電で販売の仕事をしていたんです。
その時、ぼくはずーっとそれなりの業績を出してきたんです。
利益にも相当貢献している自負は自分でも持っていました。
しかし、その販売員の仕事をぼくは突然クビになるんです。
理由は、昼休みにあるお世話になってる方からぼくに電話がかかってきて、休憩所で電話してたんですね。
それをお店のエラい人が偶然観てて「ぼくの電話の声が大きかったから」ということに不快におもったそうなんです。
それでぼくはクビになったんですね。(ぼくは元から地声が大きいんです)
昼休みの休憩から上がったら、当時の上司が報告を既に聴いており、カンカンに怒っていて、ぼくはワケも分かりませんでした。
先に述べた理由だけ伝えられて即刻クビになりました。
ぼくは怒りましたよ。
リーダーも含めて、職場の人はいい人たちでした。よく一緒に飲みに行ってましたし。
でも、会社が好きになれませんでした。
働いてる時はずーっと利益や売り上げばっかり求められ、それに応えようと必死で残業もして、業績も残してきた。
しかし、クビになる理由が「携帯電話の声が大きいから」ってどういうことだよー!!!って叫びたくなりましたよ。
ちなみに、このクビになる前からぼくのよからぬ噂が流れていたのは知ってました。
それは、「ぼくの接客がチャラい」ということです。
会社は「百貨店のような接客」を目指していたんですが、ぼくはその真逆を行っていたんですね。
ぼくがそうしていた理由は明快です。
それじゃ売り上げが出ないから。
会社のいう通り、はじめは百貨店のような接客しましたよ。
しかし、それじゃ全然売れなかったんですね。ぼくはじめ売り上げ0の日がたくさんありました。
売れなかったら当然、上に詰められるワケですよ。
これじゃヤバいとおもって辿り着いたのが「チャラい接客」でした。
働いていたお店は富裕層が多いことで有名なんですが、そのお客さんに対して普通の知人のように接したんですね。
「この商品メッチャいいすよ」的なノリで攻めて行ったんです。
そしたら、業績がメッチャ伸びてトップクラスになったんですね。
でも、そのぼくの接客が会社はずっと気に食わなかったんだとおもいます。
真実は分かりませんが。
ぼくは、事実クビになりました。
っで、ぼくは自分が営業の仕事で結果出してきたプライドがあったんですが、それがメッチャ傷ついたんです。
っで、当時それなりの貯金してたんですけど、あの仕事で貯めてたお金も含めて「金」というモノがぼくにはもう汚くおもえたんです。
それでクビになってからの1ヶ月で貯金を全部使い果たしたんですね。
1ヶ月ぶっ通しで朝から夜までずーっと飲みまくってたらいつの間にか失くなってました。
っで、お金無いことに困ってキャッシングをしたんですね。
借金を30万円ほど作りました。
ぼくはしばらくもう働きたくないとおもってそのお金で暮らしてたんです。
そこからまた新たに仕事して、毎月返済してたので借金は減っていたんですね。
しかし、ぼくが政治家を志した時に、最低限のバイトだけして、あとは行動時間に充てていたんですが。
人と会うとなると絶対お金がかかるワケですよ。
それで毎日のようにぼくは、人に会うために外出して飲んでいたのでバイトの給料だけでは、とてもやってけるワケないんですね。
っで、ちょっとずつキャッシングしてたら限度額の60万円までいってしまったのです。
そんなぼくが政治家を撤退し、実家に暮らし始めてしばらくした時に父が聴いてきたのです。
「はやと、オマエはもしかして借金があるんじゃないか?」
ぼくは即答しました。「あるよ。」
父「その借金はどうやって返すんだ?」
ぼく「ブログで稼いで返す」
それでこの時は終わりです。
しかし、その後ぼくは父とブログについて激しく衝突します。
それはそれは壮絶な喧嘩を繰り広げたのです。
父とようやく和解したある日。
父が突然ぼくに声をかけてきたのです。
「はやと、オマエの借金を全部教えろ。」
ぼくは言われるがままに借金の額やキャッシングしている会社名を伝えました。
父は続けます。
「オマエ税金も払ってないだろう?」
ぼく「うん。払ってない。払う意味がぼくには納得できないから払ってない。保険料だってぼく医者行かないし、行くつもりも無いからなんで払うのかよく分かんないから払ってない。」
父「オマエよくそれで政治家志してたな。」
ぼく「議員になったら自分の給料で返済しようとしてたんだよね。ぼく自身無駄なモノにお金かけてないし、ぼく一人生きてくのにお金は大してかからないから。短期間で返済は十分できるし、それでイケるとおもってたんだ。」
父「そうか。」
すると、父はおもむろに計算機を取り出し、区役所に電話しはじめました。ぼくの払ってない税金を知る為です。
そして、父はずっと金融系で働いていたキャリアを発揮するように一瞬で計算し答えを算出しました。
ぼくのキャッシングと払ってない税金を合わせると85万円になることが分かりました。
父「オマエはこれだけ今負債を抱えている。分かってるのか?」
ぼく「うん。これくらいの計算になるとおもってた。とりあえずぼくはブログでちゃんと稼ぐから父さんはここには口を挟まないでくれ。」
父「でもね、今はこれだけだけど利子が入ってくるんだよ。」
ぼく「分かってるよ。でも、それもぼくの責任だし、それは代償だとおもってるよ。」
父はしばらく沈黙しました。
そして、慎重な口調で話しました。
「分かった。それじゃ、オマエの借金は私が全額返済する。オマエはワタシにお金を返しなさい」
ぼくは驚愕しました。何でぼくの借金を父が払おうとするのか理解できなかったからです。
ぼく「どうして父さんが払うの?これはぼくの借金だよ。」
父「それは分かっている。でも、オマエはお金に関しての解釈が甘い。きっとそれなりの収入を得てもどこにどう返済していいか分からなくなる。
お金を多く支払うかもしれない。それだったらワタシが今全額返済して、ワタシに支払うだけにした方が分かりやすいだろ。」
父の言っていることは当たっていまいした。
ぼくはお金に対して甘い部分があります。「これだけ支払わないといけない」と言われれば「そうなんだ。」とおもって従うままに払う所があります。
父はそんなぼくの性質を理解して、それを食い止めようとしてくれたのです。
ぼくは父に聞きました。「ぼくはそれでいいけど、お父さんはそれでいいの?」
父「いいよ。支払ってもらえればそれでいいから。とりあえずブログがんばれ。」
こうして、父はぼくの借金を全額支払ってくれることになり、ぼくの借金は父へと一本化されたのです。
父にはとても感謝しています。
しかし、父の本当に尊敬する所はソコではありません。
普通だったらこういった出来事が起きると、人はその相手をコントロールしようとします。
父にはそういった部分が垣間見えないんです。
ぼくが父に対して何か意見を言っても、「オマエはワタシに指図するのか?オマエの借金は誰が払ってるとおもってるんだ」的な言動を一切しないのです。
ですから、その後も父とぼくは何だかんだ言い合いながらも、良い関係が保たれているんです。
父がぼくを支配しようとしていない。
ぼくはその点を見て、父を心から尊敬しています。
父に借金を返すのは当たり前ですが、それ以上に父にできることがあれば、ぼくは全力で取り組むことでしょう。
だから、ぼくが父に願うことはただ一つ。
「頼むから早死にだけはしないでくれ」
借金というとてもネガティブな出来事なのに父がぼくを否定しなかったことで、父の大きさを改めて知ることができました。
この出来事は大分前のことです。その間、ブログにしようかずっと悩んでいました。
しかし、ぼくはブログには自分のコンプレックスや転機を晒すと決めたので、勇気を持って今回ブログに綴りました。
父への最大限のリスペクトを込めて。
ぼくは本当に一人じゃ生きいけず、周りに助けられてるなと心底感じます。
続く。
ワッショイ!
【追記1】
父がどうしてこんなクズ人間のぼくの借金を全額返済してくれたのか分析しました。
キーワードは「未来を語る」です。
【追記2】
ぼくのこの記事に対する誹謗中傷ともいえる批判記事がきたので、そのアンサー記事をかきました。
【追記3】
とうとう父への借金返済を始めました。