ぼくは1986年生まれの生粋のドラゴンボール世代です。
信じられなかったドラゴンボールの終わり
毎週父がジャンプを買ってきては兄弟3人で取り合いになり、ジャンケンで読む順番を決めていました。笑
ドラゴンボールはぼくの中でも一番の楽しみ。
冒頭のページを観てすでにぼくは泣いていました。

引用元:ジャンプ : マンガ中毒
ページを泣きながらめくっていき、内容も入ってこない状況。
ぼくはただ、「やめてくれ!」、「終わらないでくれ!」そんな一心でした。
ページをめくる手は震えながらも止まりません。
「悟空がいなくなるとか淋しい。切ない。ヤダヤダヤダヤダヤダァァァーーー!」
そして、最終ページ。ぼくは現実を目の当たりにします。

ドラゴンボールが終わった…。
このページを観た時は、感情が最大級に上昇しもう大号泣でした。
「ドラゴンボールって終わっちゃうんだ。ずっと続くとおもっていた。そう信じてたのに。」
そうおもって、ぼくは呆然としたのです。
人はいつか死ぬと初めて意識した
ぼくはドラゴンボールの終わりによって初めて世の中には自分では思い通りにならないことがあることを意識しました。
そして、物事には必ず終わりがあることを。
そうやって考えていくウチに、
「ドラゴンボールが終わるってことは、いつかぼくも終わるのか。ぼくも死ぬのか。」
そう、これがぼくの人生で初めて死を意識した瞬間です。
ぼくはこの時、とても恐ろしくなったのです。
「もしかしたら明日にもぼくって存在が終わったらどうしよう!そんなのヤダ!怖い!」
背筋が凍り、ガタガタと震えたのを今でも覚えています。
ぼくは身近で保育園の頃にひいばあちゃんを亡くしています。
しかし、ぼくが小さすぎたからかひいばあちゃんが亡くなった時も死についてはあまり理解できていませんでした。
ドラゴンボールの終わりがぼくにとって初めてぼくに死を意識させたのです。
この記憶はある意味ぼくの傷となって残っています。
ですから、こうやって何年経っても思い出すのです。
今を一生懸命に生きよう!
今になっておもいます。漫画ってスゴいなと。
ここまで人に大きな影響を与えるのかと。
小さい時は本当にショックな出来事でしたが、今のぼくにとっては、
「いつかドラゴンボールのように人にも終わりが来る。その時まで精一杯生きよう。いや、生きたい。」
強くそうおもわせてくれるのです。
素晴らしい漫画は、自分の人生に大きな影響を与えるものですね。
みなさんも漫画によって何か大きな影響を与えられた経験があるのではないでしょうか?